薬物濫用頭痛の治療法

薬物濫用頭痛の治療の手順の大きな流れは以下の通りです。

  1. 薬物の濫用を止める
  2. 薬物の濫用を止めた後に生じる痛みの対策
  3. 痛みが起きない予防をする

薬物濫用頭痛は、片頭痛や緊張型頭痛などと重畳的に発生している頭痛ですので、まずは、薬の濫用を止める必要があります。

薬の濫用を止めることで、薬物濫用頭痛による痛みを抑えることができます。

【薬の濫用を止める】

とにかく、薬を飲むのを止める。

薬の服用を完全に断ち切ると、早く治せますが、どうしても頭痛が我慢できない場合には、少しずつ減らしていきましょう。

薬の服用回数を1ヶ月に10日以内に抑えて、それを継続しましょう。一時的に薬の量を減らしても、また、増えると薬物濫用頭痛をぶり返してしまいます。

薬の服用を止めた後の痛みの治療と予防法

薬物濫用頭痛になるという事は、最初に片頭痛緊張型頭痛などの何らかの頭痛があり、それを治すために薬を飲み過ぎたはずです。

という事は、薬の濫用を止めて薬物濫用頭痛が抑えられたとしても、元々の何らかの頭痛は治ったことにはなりませんので、頭痛は引き続き起きます。

そこで、次の段階として、片頭痛の治療緊張型頭痛の治療群発頭痛の治療をすることが必要となります。

また、予防法も、それぞれ片頭痛の予防緊張型頭痛の予防群発頭痛の予防と同じです。

薬物濫用頭痛にならないように、薬の使用を1ヶ月に10日以内に抑えつつ、元々の頭痛の治療と対策に取り組むことが必要になります。

【元々の頭痛対策をする】

元々の頭痛を治療して予防する

薬の使用を全て止めるのも効果的です。片頭痛に効果のあるサプリメントや漢方がありますので、それらを使った治療をすれば、薬物濫用頭痛にはなりませんので、非薬物療法は積極的に取り入れる事をおすすめします。

緊張型頭痛に効果のあるマッサージ、整体なども、副作用はなく薬物濫用頭痛になる危険性がありませんので、おすすめです。