偏頭痛の時に吐き気はありますか?

頭痛専門医の先生に定期的に診察してもらうようになってから、約半年くらいになります。

頭痛の頻度、頭痛になった時の痛みの程度、薬の効果的な飲み方など、かなりいろいろな面で改善できてきました。

その中で、私の感覚として効果があったと感じるのが漢方薬の服用です。

最初は、頭が痛くなってきた時に、マクサルトという薬と併用して3日間くらい飲んでみるように勧められました。

呉茱萸湯(ごしゅゆとう)という漢方薬です。

呉茱萸湯(ごしゅゆとう)

呉茱萸湯(ごしゅゆとう)

漢方薬にもいろんな種類がありますが、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)は処方箋として出してもらえるので保険が効いて安いのが嬉しいです。

薬価は11.2円なので、マクサルトやイミグランなど1回1,000円くらいする薬に比べるとはるかに安いです。

私の場合、一度本格的な片頭痛が始まると3日間〜5日間くらいひどい痛みが続きます。

その間に続けて、朝・晩と2回飲み続けてみました。

すると、トリプタン系の薬のように劇的に効果があって痛みが無くなるということは無いのですが、少し痛みの程度がマシになったように感じました

気持ち程度ですが、それでも、少しでも痛みが抑えられるわけですから、やはりある程度の効果があるようです。

漢方薬は主に東洋医学の考え方なのですが、西洋医学の世界でも、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)は片頭痛に効果があると認められているようです。

呉茱萸湯(ごしゅゆとう)を服用する時のコツは、できるだけ空腹の時に飲むこと。

食後ではなく、食間が最も効果が高くなるベストなタイミングだそうです。ただ、実際には毎日タイミングよく飲む事は難しいので、できるだけ食事をした直後や直前は避けるという意識で服用すればいいです。

呉茱萸湯で水分を抜く

呉茱萸湯(ごしゅゆとう)という漢方薬が片頭痛に効く理由を先生に聞いてみました。

あくまで漢方学の考え方なので、西洋医学の観点からは少し理解が難しいらしいのですが、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)を飲む事で体の不要な悪い水分を抜く事ができるそうです。

体の中に不要な悪い水分が貯まることで、健康に悪い影響が出て、片頭痛を引き起こす原因になるそうです。

呉茱萸湯(ごしゅゆとう)を飲む事で、その水分を体から抜く事ができ、痛みを和らげたり、片頭痛の予防的な効果が得られるようです。

片頭痛の痛みがある数日間、飲み続けて少し効果が得られたものですから、先生に毎日飲んでみたいと相談してみました。

副作用もほとんどありませんし、実際に毎日、数年間飲み続けて効果が得られている人もいるという事だったので、毎日飲んでみるという事になりました。

漢方薬ですから、苦くて不味いので飲むのが嫌という人もたくさんいるということだったのですが、私は何の問題も無く飲めています。

確かにまずいですけど、そんなものは片頭痛の痛み・苦しみに比べると全然大丈夫です。

呉茱萸湯がまずいから飲まないという人は、そもそも大した片頭痛ではないのではと思ってしまいます。

とりあえず、1ヶ月くらい飲み続けてみてどれくらい効果が得られるのかなど、また感想を後日書きます。