片頭痛の原因を1つずつ治して行きましょう。

偏頭痛の原因は、まだ100%正確には解明されていませんが、最近は「三叉神経血管説」というのが有力になりつつあります。

脳の中にある神経伝達物質であるセロトニン(※1)が関係していると考えられています。セロトニン受容体にも様々な種類があり、1Bと1Dという物質が偏頭痛の発病に影響しているという研究結果があります。

「三叉神経血管説」は、1984年にモスコビッツという人がが発表した説です。

頭蓋内にたくさん存在する神経週末という部分が、何らかの理由で刺激されて、血管作動性物質が放出されます。それによって、血管が拡張し、炎症が発生します。

この炎症が脳に電卓されて、痛み、悪心、嘔吐などの症状が現れます。

発症のきっかけになる原因を避ける

片頭痛の発生するきっかけとなる原因には、以下のようなものがあります。

精神的原因

ストレス、緊張、睡眠不足、睡眠過多などが片頭痛の誘発因子となります。

特に睡眠に関しては、不足している場合だけでなく、寝過ぎることも誘発因子になることがあります。

女性特有の原因

女性に特有の原因として、月経の周期と何らかの関係がある場合があります。

外部的環境原因

天候の変化(雨、台風などの低気圧)、急激な温度差などが偏頭痛を発生させる原因となります。

雨が降っていて、天気の悪い日に、偏頭痛が発生し、頭が重く体調の不良を感じることが多いです。

行ったことのない場所への旅行も、無意識のうちに精神的な緊張・ストレスを感じていますので、頭痛を誘発することが多いです。

食物原因

アルコール・酒は完全に偏頭痛の誘発原因になることが証明されています。偏頭痛で悩んでいる人は、酒・アルコールを飲むのを止める、又は、少なくすることが必要です。

特に赤ワインには、ポリフェノールが含まれており、それが頭痛の原因になるとの報告もあります。

他にも、酒ほどの影響はありませんが、チーズ、チョコレート、カフェインの多く含まれているお茶、コーヒーなども頭痛に影響があると言われています。脂肪・脂の多い食べ物などを多く食べる人も偏頭痛持ちの傾向があるとの報告もあります。

ただ、アルコール・酒以外は個人差もありますので、頭の隅においておいて、少し控えめにするという程度で様子を見るのもいいでしょう。片頭痛と食べ物の関係についての詳細は、片頭痛に良い食べ物と悪い食べ物をご覧下さい。

偏頭痛の治療法

前述のように偏頭痛の原因は、血管作動性物質が放出されることによって血管が拡張されることによる炎症です。

したがって、治療法としては、血管作動性物質の放出を抑制し、血管を収縮させることです。

最近は、トリプタンという薬が出てきて非常に効果があります。トリプタンについては、片頭痛に効く効果的な薬をご覧下さい。

用語説明

※1セロトニン:生体リズム、神経内分泌、睡眠、体温調節などの生理機能や、気分などの精神機能に影響を与える生理活性アミン、インドールアミンの一種です。